アメリカ大豆協会

週報
2008.06.09
国勢調査局、4月の在庫報告を修正

国勢調査局は6月5日、大豆油の4月在庫を137万トンから133万トンに下方修正した。今月早々139万トンへと上方修正された3月の在庫はそのまま据え置いた。大豆油のこの高い在庫数値は、大豆油のディーゼル燃料用使用が3月の10万5000トンから4月の99,300トンへと下降するなど予想を下回ったことを考慮しても、なおいつになく低い国内消費を示唆するものであり、疑いの余地がある。しかし、バイオディーゼル生産向け植物油脂の全体的使用は引き続き拡大しているのに対し、大豆油のシェアは2007年初期には90パーセントだったものが4月には57パーセントにまで下降した。国勢調査局はまた、6万9900トン引き上げられていた2007年度大豆油在庫量を9万300トン上昇させた。136万トンを超える大豆油在庫量は十分以上であるにもかかわらず、大豆油価格の値下がりリスクはかなり限定的である。

ミネソタ州がバイオディーゼル 使用義務を強化

ミネソタ州のティム・ポーレンティ知事は最近法案SF 3683に署名した。この法案は現行のB-2マンデート(使用義務)を2009年5月1日よりB-5に引き上げるものである。さらに2012年5月1日にはB-10マンデートが導入され、2015年5月1日にはB-20に引き上げられる。ミネソタ州バイオディーゼル評議会によれば、同州のバイオディーゼル生産能力は現在6400万ガロンであり、州全体に及ぶB-5マンデートに要する4000万トンを遙かに超えている。

4月〜10月の最小含有量は5パーセント以上、残りの冬期月間における最小含有量は5パーセントとなる。さらに、マンデートからの需要の75パーセントは国内生産の原材料で生産されたバイオディーゼルにより賄われなければならず、5パーセントは使用済みの調理油や獣脂、藻類などの非油糧種子から調達されることになっている。
アルゼンチン農業生産者ストライキ最新情報

先週初めアルゼンチンのトラック運転手が農業生産者のデモに加わり、同国の食糧供給への懸念が高まっている。食糧供給懸念により、多くのグループが政府と農業生産者に、アルゼンチンにとって最善なことを行い、大豆輸出税に関わる対立を解決するよう求めた。しかし、現時点で政府は、この状況を討議するために話し合いの席につく前に、ストライキが中止されなければならないというスタンスを崩していない。

これまでのところ、ストライキはアルゼンチンの大豆出荷にわずかな影響しか及ぼしていない。3月の最初のストライキは、大豆作物の大部分が輸出向けに移動前に起こったし、4月中のストライキの中断によって輸出パイプラインを補給することができた。大豆輸出のペースは頂点に達したが、このストライキの継続が米国の旧穀輸出を押し上げる兆候を示している。米農務省の6月1日在庫報告が、昨年度大豆収穫がアナリストの広く推測するように272万トン以上低く見積もられていたことを示す場合は別だが、2007-08年のバランスシートには、輸出が約3130万トンという一般業界予想を超える余地はほとんどない。高いスライド式輸出税はさらなる作付面積の拡大を妨げることになり、おそらくはアルゼンチンの生産高縮小になるため、長期的には、おそらくもっと重要な意味を持つことになろう。
大豆コンプレックス、雨の多い中西部、アルゼンチンのストライキ、および原油高を受けて高値引け

大豆コンプレックスは6月5日、中西部の悪天候、続行中のアルゼンチンの農業生産者ストライキ、原油価格の反発、そして米国ドル安を受けて高く引けた。6月5日の大豆油は、原油の$5.00+の反騰相場を受けてさらに強気、しかし油製品株は、大豆市場が石油市場より好調を維持し、また大豆油市場が投機買いを欠いているためエネルギー価格からは分離され、バイオディーゼル販売利益が大きく赤字に追いやられているのを受けて大幅安のままとなった。大豆製品価値の上昇分は、大豆油市場がこれを吸収できないために大半が大豆ミールに向かい、これが大豆ミール先物を急騰させた。長引いた雨続きの悪天候のため、北コーンベルト諸州での6月10日から他のコーンベルト地域での6月15日〜20日を範囲とする作物保険作付期限よりさらに大豆の植え付けが遅れる恐れがある。2007-08年のバランスシートは、米農務省の次回在庫報告が昨年度収穫量をさらに大幅に低く見積もっていたことを明らかにしない限り、著しく逼迫するものと見られる。2008年度植え付けおよび生育シーズンの状態が改善しなければ、2008-09年度バランスシートも同様に逼迫したものとなる可能性がある。2009-10年度に移行されるコーンおよび大豆の供給緩和に対する見通しがほとんどないことと南米問題により、2009年度米国の作付面積の争奪は過去2年間よりさらに熾烈なものになるかもしれない。7月の大豆先物は$38.03上げて$533.51で終了、8月物は$21.95上げて$534.34、9月物は$20.12上げて$528.55で引けた。7月ミールは$14.88上げて終値$411.71、8月物は$12.90上げて$411.93、9月ミールは$11.46上げて$406.09で引けた。7月大豆油は$48.06上げて$1381.18、8月物は$48.28上げて$1389.12、9月物は$48.06上げて$1396.61で終了した。

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