アメリカ大豆協会

週報
2007.02.26
大豆搾油は1月わずかに減少

NOPA搾油は、11月および10月より下がった12月からわずかに減少し、1月の搾油は405万トンだった。現金の搾油マージンを侵食してきた大豆ミールと大豆油の現物市場が弱いと、向こう数ヶ月、搾油レートは更に落ち込みそうである。そのうえ、低い搾油レートを示して、大豆ミール輸出は引き続き停滞気味である。

2006-07年の搾油は、今までのところ、昨年より3.8パーセント上回っている。2006-07年の残りの期間が対前年の比率で引き続き増加すれば、搾油は4910万トンになるが、今年の搾油は、異常に強かった2005-06年後半の搾油ほどにななりそうもない。

世界の大豆油輸出は1月に急落

油製品のシェアは、12月の44パーセントおよび2007年初の43パーセントから、現在40パーセント未満まで低下した。このオイル・シェアの下落は、おそらく米国におけるバイオディーゼルの利益性の欠如と年初の米国、ブラジル、およびアルゼンチンからの大豆輸出急落に起因するものであろう。

大豆油の輸出は、2006年の終わりには、中国とEU-25ヶ国向けの輸出が強かったが、それらの輸出は1月には急速に低下した。大豆油を船積みするために二重構造の船体を使用する1月1日の期限前の大豆油の駆け込み輸出と、中国での船舶を二重構造船体にする戦略があったのかもしれない。EU-25ヶ国では、バイオディーゼルのマージンの悪化が大豆油の輸入を阻害したように見える。

予備データによると、米国、ブラジル、およびアルゼンチンからの大豆油輸出は、1月のわずか34万4000トンから2月には70万トン以上まで跳ね返るであろう。中国への輸出は、1月の16万6000トンから2月にはおよそ35万トンにまでうまく回復するように見える。しかしながら、2月のEU-25ヶ国への大豆油の輸出は、6月から11月まで超えていた10万トンのレベルを下回るであろう。

また、大豆ミールの投機買いの急増、予想以上のNOPA大豆油在庫の増加、およびマレーシアのパーム・オイル在庫の予想以下の減少、などがオイル・シェアに影響している。バイオディーゼルが出てきて以来しばしば見られる現象であるが、油の在庫は市場が予想したほどタイトにはなっていない。30セントの大豆油と60ドル以下の原油がバイオディーゼルの生産に悪影響を与えているので、今年もまたそのケースとなりそうである。

輸送需要は12月に好転

米国のインフラにおける貨物輸送量は、12月中に、11月から1パーセント足らず上向きとなったが、前年比では2パーセント以上下落した。運輸統計局の貨物輸送サービス指標は、輸送需要の速報を提供している。12月の上昇は、最近の下落傾向の後だったので、勇気付けられるものがある。つい最近までの好天気のおかげで、1月の報告は更に好転するであろう。しかしながら、2月は天候のために悪影響を受けるであろう。

貨物量によって、国の経済の健全性を洞察することができる。貨物量は、全般的に、2003年12月まで遡って3年間、同じ範囲内であった。この状態は、米国にとって新しい稼動レベルであるが、同時にこの国が直面している能力の問題を反映しているのかもしれない。高速道路、橋、鉄道、航路、水門、ダムおよび港湾に関わらず、インフラへのかなりの投資がなければ、わが国のインフラは、現状では輸送可能な最大レベルなのかもしれない。

一方、鉄道は冬の天候による影響を受けている。穀物列車の速度は、クラスーI鉄道間では、8パーセント減速し時速19.4マイルである。しかし、速度低下の大部分は東部の鉄道で、これらの鉄道は、北東地域および米国東部のその他の地域で、厳しい冬の天候の影響を受けている。

2月7日に終わる週の輸出用穀物の貨車積み込みは、3,000貨車分以上低下した。この減少は、アラバマ州モービルからテキサス州ガルベストンにいたる湾岸沿いに最も多く見られた。太平洋側の北西部でも貨車積み込みの落ち込みは同様に見られたが、他の港湾地域とは異なった様子であった。また、米国の穀物輸出が減速し、その結果、輸出ポジションへの積み込みに遅れをきたしている。

コネチカット大学は、バイオテック作物による汚染を制限するツールを開発

ビューロー・オブ・ナショナル・アフェアーズの報告によると、コネチカット大学の植物生物学者たちは、バイオテック作物をノンバイオテック(非遺伝子組み換え)作物またはトランスジェニック遺伝子を持った雑草から汚染されるのを防ぐことができる(と彼らが言っている)ツールを開発した。花粉や種子を通してトランスジェニック遺伝子が野生に流れ出ることをコントロールすることは、これまでバイオテック作物に対する一般の反対の主な源であった。コネチカット大学は、ニュース・リリースの中で次のように述べた:政府の資金提供で植物学部のイ・李准教授およびその他の科学者によって開発された新しい「遺伝子組換え遺伝子デリーター(削除]」技術は、この心配を軽減するのに役立つ。この技術がバイオテク作物のゲノムに組み入れられると、それらの作物の花粉および種子からトランスジェニック遺伝子をほぼ100パーセント排除するからである。

しかしながら、ニュース・リリースによると、このプロセスはバイオテク作物を不稔にしてしまうので、農業生産者は毎年新しい種子を購入しなければならないとこれまで批判を受けてきた。「我々の技術で、農業生産者が取る種子は、遺伝子組み換え特性を持たないであろう。もし農業生産者が虫害耐性や除草剤耐性のような遺伝子組換え特性を持つ作物を希望するのであれば、毎年新しい種子を買う必要があるだろう。しかし、もし彼らがそうすることを希望しないまたはそうする余裕がないのであれば、彼らは、発芽可能な(ノンバイオテク)種子を再び植えることもできるであろう。」と、李教授の仲間の研究者のひとりであるホイ・デュアンは述べた。

大豆コンプレックスは、大豆が契約高値で上昇

2月22日の大豆コンプレックスは、大豆が新規契約高と、大豆油在庫が予想以上に多かったにもかかわらず、石油の先物とともにオイル・シェアがリバウンドしたので、上昇した。作付けエーカーの競争は続いており、春の作付けと夏の作物生育のときの気象状況の懸念が浮上してきたので、市場が再びリードを取っており、大豆先物取引は、コーンによって大きな影響を受けている。3月の豆先物は、0.92ドル上がって287.98ドルで閉じた。5月物は、0.92ドル上がって294.13ドルで終了した。そして、7月物は、1.29ドル上がって299.55ドルで終了した。3月物ミールは、0.11ドル上がって255.07ドルで閉じた。5月物は、0.99ドル上がって262.46ドルで終了した。そして、7月物は、1.54ドル上がって267.86ドルで終わった。3月物油は、4.41ドル上がって668.43ドルで終了した。5月物は、3.09ドル上がって680.34ドルで閉じた。そして、7月物は、3.75ドル上がって690.70ドルで終了した。

インデックスページに戻る

 
ホーム サイトマップ お問い合わせ English Japanese