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USDA報告書概要
USDAは先週2007−08年の期末大豆在庫を、54.4万トンの輸出増と13.6万トンの搾油量増により、11月度予想より68万トン減の503万トンに下方修正した。USDAの期末在庫に関する業界予想は392万トンから572万トンの幅で、平均は536万トンだった。搾油量の増加に伴う大豆ミールの生産増は輸出に加算された。USDAのバイオディーゼル用大豆油使用予想は18.1万トン減の172万トンとなり、一方9万7百トンがその他の国内大豆油使用に加算された。米国の大豆油輸出は70.3万トンから74.8万トンに増加された。
世界の2007−08年油糧種子生産予想は過去最高の3.913億トンになるとUSDAは述べた。USDAのブラジルおよびアルゼンチンの大豆生産予想は先月と変わらず、それぞれ6200万トンと4700万トンだった。インドの大豆生産予想は先月から100万トン増加し、過去最高の920万トンになるとUSDAは述べた。
世界の2007−08年の油糧種子搾油はインド、中国、パラグアイおよび米国での大豆搾油増を主因として140万トン増加している。USDAの世界油糧種子貿易予想の主要変更点は中国の50万トン輸入増とEU27ケ国の50万トン輸入減などである。USDAによれば、パラグアイの大豆輸出も搾油予想増を反映して減少した。
世界の2007−08年油糧種子期末在庫は、アルゼンチンと米国の大豆在庫減を反映して、180万トン減の5450万トンとされている。アルゼンチンの在庫は、2006−07年および2007−08年の両年とも大豆輸出増が予想されるため、USDAは引き下げた。世界の2007−08年油糧種子在庫はUSDAの予想によれば2006−07年から22%減少する。
ブラジルの作柄最新情報
ブラジル農業省のコモデティ供給公社(CONAB)は2007−08年の最新作付状況を発表した。大豆作付面積は前回予想より24万ヘクタール減、昨シーズンよりは1.3%増の2100万ヘクタールと推定された。CONABの最終作付面積に関する12月度予想には平均3%の誤差がある。
関連ニュースとして、油糧種子専門誌「オイル・ワールド」はブラジルの2007年初期に収穫された大豆旧穀および2008年新穀双方の予想を引き下げた。同誌はブラジルの2007年2/4月の推定収穫高を80万トン引き下げ5850万トンとした。「当社はブラジルの2008年初期の大豆収穫高を以前の予想から70万トン減、ただし昨年比では250万トン増となる6100万トンに引き下げた」との見方を発表している。新穀予想減の理由は主に一部のブラジルの生産地域での乾燥した天候とアジアさび菌による病害が今後数週間でさらにひどくなるとの懸念である。
オイル・ワールドはさらにブラジルの搾油業者が需要を賄うのに十分な量の大豆を確保できないとの兆しを受けて、その旧穀推定量を減少させた。「ブラジルの大豆、大豆油およびミールの輸出は2007年11月と12月には予想以下になるだろう」と同誌は報じた。「旧穀の供給が不十分なため、ここ数週間搾油は激減している」。
NOPA搾油報告書
全米大豆油糧種子加工協会(NOPA)の11月度大豆搾油報告量は1億4670万ブッシェルと業界予想の最低値を下回った。想定される国勢調査局の11月度搾油量は昨年と同じ1億5500万ブッシェルに相当すると思われる。2007/08年の最初の3ケ月の搾油量は昨年の水準を700万ブッシェル上回っていた。大豆搾油は不振だったがNOPAの大豆油在庫は、前月比やや増加し、おおむね業界予想通りとなった。
大豆油収量は11月には季節要因に反して増加した。記録的だった旧穀大豆の供給が全量消化されるにつれ、含油量の多い新作大豆の搾油シェアが増加しつつあるように思われる。11月の大豆ミールの想定国内消費量は少なかったが、10月の国内消費は、11月の大量輸出に備えて大量の大豆ミールが輸送パイプラインに送り込まれていた可能性もあり、非常に大きかった。
農業法案が両院協議会に送られる
先週、上院農業法案は本会議を通過したが本当の戦いはこれから両院協議会の場で始まる。ここではブッシュ政権とUSDA当局者が両議会における審議の時よりはるかに強い力を持つ。協議の主眼点はこの法案の財源になるだろう。ホワイトハウスがこの法案がどんな形にせよ増税条項を含んでいると判断したら、ブッシュ大統領の関連顧問団は大統領に拒否権行使を勧告すると思われる。下院農業委員会のコーリン・ピーターソン委員長(ミネソタ州選出―民主党)は財源に関する協議会での戦略を持っていると述べているが、詳細は明らかにしていない。
チャック・コナー農務長官代理は先週、ブッシュ政権は農業法案に対する拒否権行使を真剣に検討していることを明らかにした。コナー農務長官代理は上院と下院双方の農業法案は「間違っており」、ブッシュ大統領が承認の署名をするには大幅な修正が必要だと述べた。観測筋は一部の民主党および共和党の議員が大統領による拒否権行使は自分たちの党に有利になるとの考えを持っていると述べている。民主党議員は大統領が拒否権を行使すれば2008年の選挙で自党がいくぶん地方での票を伸ばし、また一部の農業州で勝利を収める一助になるだろうと考えている。一部の共和党議員の考えでは協議会の報告書に農業法案の追加支出を賄うための増税条項が残されていれば、大統領や他の共和党議員がそれは他分野での追加支出を埋め合わせるとんでもない方法だと主張できる。
ブッシュ政権は、下院と上院双方の農業法案は税金や予算に関するからくりだらけで十分な改革に欠けていると述べている。政治的に最も重要なのはブッシュ大統領が共和党の地盤である州で人気のある法案に対し、選挙の年に拒否権を本当に行使するつもりがあるのか、また民主党が大統領の抵抗を押し切るのに十分な数の共和党議員を造反させられるかという点だ。もし最終農業法案が増税条項を含んでいたら、ブッシュ大統領はちゅうちょなく拒否権を行使するだろうとほとんどの観測筋は見ている。そして増税につながる法案を拒否することは農業州選出の共和党議員でさえ忘れているかもしれないが根っからの共和党支持層に大受けする。
大豆コンプレックスはドル高とエネルギー市場の軟調でおおむね安値引け
12月13日の大豆コンプレックスはドル高とエネルギー価格の値下がりを受けておおむね安く引けた。1月豆先物は$2.02下げて$421.08;3月物は$1.75下げて$428.43;5月物は$1.38下げて$433.39で終了した。12月ミールは$1.87上げて$354.06;1月物は$0.99下げて$354.50;3月物は$0.55下げて$361.22で引けた。12月油は$5.51下げて$1014.12;1月物は$9.48下げて$1019.85;3月物は$10.14下げて$1033.30で終了した。
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