12月の国勢調査局搾油量報告、予想を下回る
国 勢調査局の搾油量報告は、12月大豆搾油量が予想の442万トンを約5万4400~8万1600トン下回るとし、11月搾油量を2万7200トン少ない 424万トンに下方修正した。この見直しによって11月度の国勢調査局の搾油量は全米大豆油糧種子加工協会(NOPA)報告の搾油量とさらに近いものに なったが、12月の搾油量はNOPA報告と比べて著しく低い。大豆油在庫量もまた予想を下回り、先月より5900トン少ない137万トンに落ち込んだ。こ れとは対照的に、大豆ミールの在庫は予想を上回り36万7000トンの滞貨となった。12月の大豆油収量(イールド)は先月の1ブッシェル当たり 11.56ポンドから11.45ポンドへと下落したが、11月のNOPA報告に比べてこの数値は0.13ポンドも高い。
大豆タンパクの健康効果を裏付ける調査
「オ ビーシティ・レビュー(Obesity Review)」誌に最近発表された新しい研究によると、食品の大豆タンパクには骨の健康を増進し、全体的に心臓血管系の調子を整え、コレステロール値を 下げ、体重減量も助ける付加的な効果があるという。さらに、大豆タンパクには短期的に食欲やカロリー摂取を抑制する可能性があると示唆している。同研究結 果はまた、大豆にコレステロール低下効果があるとの報告や、大豆が女性の骨量損失を抑制するとの説を裏付けるものとなった。
「全 体的に見て、現在のデータは、大豆食品が他のタンパク質食源と同様に体重減量促進に優れており、また大豆食品には追加的な利点をもたらす証拠となるような 物質があることを示している。しかし結果は慎重に解釈されるべきであり、大豆と減量(ウェイト・ロス)の関連性について明確な結論を出す前に、さらに追加 となる証拠が必要である。」と主筆であるアラバマ大学(在バーミンガム)のマーク・コープは指摘した。
大豆タンパクおよび大豆ペプチドは、血圧を低下させ、肥満における動脈コンプライアンスや内皮機能、インスリン耐性、および体重減少を促進させる機能の他、その脂質低下特性およびコレステロール低下作用でも注目されてきた。
ア ラバマ大学(アラバマ州バーミンガム市)のデビッド・アリソンおよびイリノイ大学シャンペインーアーバナ校のジョン・アードマンと共同で、コープはインビ トロ研究、動物実験、疫学および臨床研究結果を収集した。人体研究8件を含む再調査で、カロリーレベルの同じ大豆タンパク、酪乳製品ミール代替品、牛肉ま たは豚肉の間では、体重減少はほぼ同等、場合によっては全く等価であることが判明した。
インド溶剤抽出協会は食用油の輸入増を予想
今 年度のインドの大豆輸入量は、同国の主要貿易機関によると国内油糧種子生産量の減少に起因した供給不足に対応するため、5%以上の増加となるもよう。 「ザ・パブリック・レッジャー」の報告によれば、溶剤抽出協会(SEAI)会長のアショク・セチアはSEAI会員に、10月を年度末とする2008年度の 買い入れ総量は前年度の560万トンより多い590万トンに達する見込みと語った。
セ チアは、農家がカラシ種子の作付けを減らしたため、今年度の冬期油糧種子は昨年度の950万トンから900万トンに減少する可能性があると言及した。油糧 種子作付面積も、昨年度の893万ヘクタールから810万ヘクタールに縮小する。同氏は、インドの年間油糧種子生産量が2600万トンにまで減少する可能 性も指摘したが、これは政府の目標値である3000万トンを13%下回る。
「収 穫および繰越在庫の減少という観点から、(植物油を)さらに多く輸入して、需要と供給のギャップを埋める必要が出てくるかもしれない」とセチアは聞き手に 語っている。「食用油価格の高騰により需要はある程度縮小するものの、食用油の総輸入量は560万トンから580万トンへ、さらには590万トンにも増加 することが予想される。」
SEAIによれば、2007-08年度の最初の2ヶ月、すなわち12月末までの食用油輸入は62万4102トンで、昨年度同期の61万9630トンを上回った。
CNGOIC: 2008年に中国の大豆輸入はさらに増加が見込まれる
今 週当局者が語ったところでは、世界最大の大豆輸入国である中国は、食用油、食肉およびバイオ燃料への需要増に対応するため、また特に国産が不作だった 2007年の後の2008年には大豆の輸入増が予想される。「中国国立穀物油情報センター」(CNGOIC)の推定では、2007年10月に始まったこの マーケティング年には中国の大豆輸入は前年度比15%増の3300万トンに達するとしている。
貨物運賃が昨年末の記録的な高値から急落した後、1月18日以降に中国の搾油業者は、4月から7月までの南米からの出荷用に、総量500万トンに昇る10カーゴ以上を予約したと、ロイター通信は伝えている。
関 連ニュースとして、「中国の税関」(GACC)データによれば、中国の2007年度大豆油および菜種油の輸入は激増した。GACC報告は、昨年1月から 12月までの1年間に中国は282万3000トンの大豆油を輸入したと伝えているが、これは前年度総量154万トンからの82.9%もの増加である。
中 国は昨年菜種油を37万4776トン輸入した。パーセンテージでは最大の変動幅で、2006年の輸入量4万3995トンから実に794.6%増という想像 を絶する急騰ぶりであった。パーム油の輸入は2007年度は509万5000トンで、前年度より若干0.2%増加した。
株式市場の回復で上向く大豆コンプレックス
国 勢調査局の搾油報告は幾分弱気だったものの、米国およびその他の国々での株式市場の回復を反映して、1月24日の大豆コンプレックスは高値で引けた。この ことがコモディティの買い手として投機家の呼び戻しを煽った。また、海上運賃の下落と大豆先物価格の急落のために中国が大量に買い入れているとの報告もあ る。内在するファンダメンタルズが再び強さを示したものとみえる。2008-09年度のトウモロコシ、大豆および小麦の需給は、いずれもタイトになると予 想される。2008年度の作付けがこれらの穀物間でどのように割り当てられるかによって、この内の1つまたは複数の需給は2008-09年度には極めて厳 しいものになる可能性もある。今年度トウモロコシから大豆への作付け再転換が控えられれば、大豆は供給量が逼迫しそうだ。ブラジルの大豆作物は好条件の下 順調に生育しているが、ブラジルが作付面積を拡張できるか否かは現時点では不明である。3月の大豆先物は$15.06上げて$452.13で終了、5月に は$15.43上げて$458.92、7月には$15.80上げて$464.34で引けた。3月ミールは$2.87上げて$366.18で終了、5月に は$9.04上げて$372.58、7月ミールは$7.16上げて$375.88で引けた。3月油は$44.09上げて$1139.34、5月に は$43.87上げて$1153.89、7月には$43.87上げて$1167.12で終了した。
シカゴ相場、需給及び統計に関する表・グラフ(pdf. file)はここをクリックして下さい。
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